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天塩スタジオからのお知らせ

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岩佐屋様の和菓子教室

菊の香り漂う霜月を迎えましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

天塩スタジオでは11月8日に岩佐屋 中濱様による和菓子教室を開催しました。

岩佐屋様は嘉永6年(1853年)より創業し、150年以上の歴史を持つ和菓子屋様です。

今回の教室は、おぼろ饅頭を皆様と作り、お抹茶と共に頂きます。

洋の空間で和を楽しむ一風変わった会はどのようになりますでしょうか?

まずは、岩佐屋 中濱様の挨拶からスタートです。

 

次に今回皆様に作って頂くお饅頭の説明です。

左から「ともえ」「紅白」「おりべ」「菊」の4種類です。

お饅頭は、皮と餡で出来ていますが、使う量が少ないので岩佐屋様に店から持ってきて頂きました。

今回の餡は、「天塩」の塩味を効かせた「塩餡」です。

でも、それぞれの作り方は???

餡は秘伝のため公開NGですが、皮は中濱様に実演頂きました。

皮は小麦粉、砂糖などに、水を加えて練っていきます。

 

色のついた生地は、それぞれの色粉を加えて、少量練り合わせます。

今回使う、生地は白、赤、黄色です。

 

さあ、これから皆様のお饅頭作りのスタートです。

最初に、生地を良く練って生地を柔らかくしていきます。

 

次に、それぞれのお饅頭の生地を計量します。

お饅頭1個の皮は10g程度で、色のついた生地は、数g程度。

皆さん、「ああっ、多い!少ない!」と言った声が聞こえます。

計量し終わると、いよいよ餡をくるみます。

 

まずは、中濱様のお手本実演です。

写真ではなかなか伝わりませんが、職人の指の動きは滑らかで、きれいに生地をのばしながら均一に包んでいきます。

先生の作ったものはこちら!当然ながらきれいな出来映えです。

 

さあ、皆さんやってみましょう!

あれ?どうやるの? 皮が足りない!と言った声が上がってきます。

それでも作っていくと、コツがわかってきたのか、皆さんなんとか包めました。

 

皆さんの蒸す前の作品はこちら!

ん?って思うものもありますが、皆さんちゃんと包めました。

 

さて、これから、蒸し上げていきますが、先生が残った原料でお饅頭を作っていきます。

皆さん、和菓子を作っている光景は余り見たことがないので、先生の周りに集まり、感心するように手元を見ています。

 

さあ、蒸し上がりました。

これから、お饅頭にお化粧です。

今回は、お店より「焼きごて」を持ってきて頂き、お饅頭に焼き印を入れていきます。

「紅白」には、上に金箔をあしらい、「おりべ」は抹茶で緑の色つけです。

食べるときには何となくしか見ていませんが、化粧のやりかたに皆さん興味津々。

 

さあ、皆さんやってみましょう!

当然、「焼きごて」は皆様初めて。

恐る恐るやってみて、きちんと型がついたときは、「おおっ!」との声が聞こえてきます。

 

出来たお饅頭は、このようにお持ち帰りです。

 

いえいえ、これで終わりではありません。

これからは、自分で作ったお饅頭とお抹茶を頂きます。

 

お抹茶は、中濱様の奥様に立てて頂きました。

釜、柄杓、薄器まで持ってきて頂く念の入りよう、ありがとうございます。

 

さて、皆様、お饅頭とお抹茶はいかがでしたでしょうか?

皆様そろって「結構なお点前で」

ありがとうございました。

 

岩佐屋様では、お店で使用している餡を量り売りしてくれるとのこと。

「一度、お饅頭を作ってみたい!」と思われている方は、岩佐屋様にてお求め下さい。

最後になりましたが、今回の教室で茶碗が足りなく困っていた所を、新井様を始め多くの方々のご厚意でお茶碗をお貸し頂き本当にありがとうございました。

この場をお借りして、お心遣いに改めて謝意を述べさせて頂きます。

ご来場の皆様、講師の岩佐屋様、今回の会にご助力頂きました皆様、ありがとうございました。