AKOグループについて
AKOグループは、赤穂の天塩、海の深層水天海の水をはじめ、自然の豊かなミネラルを提供しお客様の生活の質の向上に貢献しています。また、生活文化の発展を願い、地域文化継承活動に取り組んでいます。
AKOグループ
赤穂化成株式会社 代表取締役社長 池上 良成
株式会社天塩 代表取締役社長 鈴木 恵
株式会社東浜 代表取締役社長 池上 尚代
株式会社アコール 代表取締役社長 池上 幸志
株式会社AKO 代表取締役社長 松井 昭充
赤穂の塩づくりは、1600年頃、赤穂藩が、石積の入浜式塩田の開拓を始めて、大規模な塩田となり、「にがり入の赤穂の塩」の名を拡げ、瀬戸内十州塩田の牽引役としての地位を築きました。石積みを利用した商業規模の入浜式塩田は、十州塩田の発祥の地として、江戸時代初期から明治、昭和の時代へと、その時代時代の環境の中で塩作りの精神と技術が継承されてきました。
私たち、AKOグループでは、先人達の塩作りを現代から未来へ伝えていくことも企業活動の一つとして取り組んで参りました。
この度、赤穂と東京に「天塩スタジオ」を開設し、素材にこだわった塩づくり、味噌づくり、豆腐づくりなどの体験が出来る料理教室や地産地消を掲げたイベントや各種セミナーなどを行い、和食と食文化を正しく継承する場を目指して参ります。また、地元の方々に幅広くご使用いただき、この「天塩スタジオ」を通して、皆様と私たちの"塩文化"の普及活動をさらに高めていく所存でございます。
また、明治から昭和にかけて、赤穂東浜塩田の女性達の手で織られていた赤穂市の伝統工芸である赤穂段通の展示や製作工程を見学できる「赤穂段通工房 東浜」も合わせて開設致しました。
赤穂段通は、鍋島緞通(佐賀県)、堺緞通(大阪府)と並び、日本三大緞通の一つとして位置づけられています。赤穂緞通は明治時代から大正時代にかけて隆盛をしてきましたが、 その労働力の織り子たちは塩田作業に従事していた子女たちが中心でした。
赤穂化成株式会社の創始者の1人である西田氏は、戦後、赤穂市内で最後まで赤穂緞通を製造していた西田緞通工房と深い関わりがありました。
赤穂緞通工房がすべて廃業となり、技術が途絶えましたが、赤穂市教育委員会による 「赤穂緞通織り方技法の講習会」が企画され技術の伝承がおこなわれたのです。
講師を務めたのは、西田緞通工房の最後の織り子さんです。
赤穂化成株式会社は、講習会により技術を習得した作家達の熱意と赤穂市の伝統工芸品である「幻の赤穂緞通」を復活したいという思いで取り組んでいます。
赤穂東浜塩田開墾390年の年に、新たな一歩を踏み出した私たちAKOグループに今まで以上に、ご支援、ご指導を賜ります様
よろしくお願い申し上げます。