2017/12/18/

化粧品原料や自動車の塗料、家電にも!光輝性顔料「Scales Color」6色で展開

カテゴリー:プレスリリース

~安全性・安定性に優れた独自の顔料~

赤穂化成株式会社(本社:兵庫県赤穂市、代表取締役社長:池上良成)では、長年培ってきた無機粒体製造技術とセラミック製造技術を応用した化粧品顔料にも注力していくこととなりました。20年以上製造しているチタン系黒色顔料「ティラックD」をはじめ、2017年より各企業に販売を開始した光輝性顔料「Scales Color」、白ボケせずに黒さと輝きを同時に実現する光輝材「Black Diamond」などを販売してまいります。

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写真:スケールズカラー 6色展開の内の1色(M045G-CSM)をカーシェイプに塗布したサンプル

■赤穂化成の技術

日本でも環境問題を重要視し、議論し始めたころ、真っ先に対策が必要とされたのがVOC(揮発性有機化合物)の削減でした。その発生源としてもっとも多いのが油性塗料に使用されている有機溶媒で、世論は塗料を早期に水性塗料とする必要があるとの方向で一致していました。黒色の代表的な顔料はカーボンブラックで、疎水性のため水に対する分散安定性に問題がありました。

そこで、水に対する分散安定性が良好な顔料の開発を実施した結果、ティラックDが生まれました。

Scales Colorは長年培ってきたティラックDの製造ノウハウと無機粉体製造技術を活用することによって
開発する事が出来ました。

■6色のScales Colorについて

角度を変えることで色が変わる2色性

Scales Colorは板状粒子に「ティラックD」を被覆しており、角度を変えることで鮮やかな2色性を有しています。この2色(外観色と干渉色)が異なる色味となることから、化粧品原料(コスメ原料)や容器に使用することでデザイン性が高まります。これは膜厚を変えると色が変わる特性を活かし6パターンの色展開を実現しており、色調や粒径を変えることでさらに他の色味に調整することも可能です。

<顔料の構成と2色性の原理>
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<ラインアップ>
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上のカラーラインアップは基本色です。スケールズカラーは色彩を調整可能です。

立体感
フリップフロップ性が強く、化粧品に使用すると顔の立体感を強調させることができるため、新しい化粧品開発への貢献も期待されています。さらに原料だけでなく、容器原料としても使用できるため、より高級感をもたせたデザイン容器に仕上げることも可能です。

フリップフロップ性とは
角度を変えることにより、明暗が変わる性質のこと。

【活用用途】
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現在はコスメ原料(チーク、アイシャドウ、口紅、ネイル)や容器原料(2色性を活かした容器)へ使用を目指し、将来的には自動車の塗料や家電の顔料としても活用してまいります。

■Scales Colorの開発担当者(技術開発部門 執行役員 魚住嘉伸)のコメント
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「弊社製品の『TilackD(ティラックD)』の技術をScales Colorに使用する際、100品種近い試作検討で黒さと鮮やかさの色調のバランスを調整することが一番苦労しました。
しかし、そのバランス調整が実現したことで、幅広い色調を表現できるようになり、より製品のラインアップを充実させることができたと考えております。
今後は、この特性を生かして、自動車の塗料や家電のデザイン性を上げる顔料としても販売していく方針です」

ティラックDとは
これまでの黒色顔料にはなかった、安全性も兼ね備えたチタン系黒色顔料。無機粉体製造技術とセラミック製造技術を融合した新製法(特許取得済)により開発。従来使用されていた化粧品用途の黒色顔料は、カーボンブラックや鉄黒が代表的でしたが、いずれも水系での分散性や安定性、耐候性などに問題がありました。しかし、このティラックDは二酸化チタンを原料としているため、高い安全性を有しており、化粧品原料に適した素材です。また、耐熱性、耐酸、耐アルカリ性にも優れ、電気伝導性、電磁波吸収性も有しているため、水系の機能性塗料や電子部品分野への応用も可能です。

【参考】Black Diamondについて
赤穂化成は、板状基材に、Scales Color同様、ティラックDをコーティングすることにより、黒さと輝きを同時に実現するまったく新しい光輝材「Black Diamond」を開発しました。従来の光輝材で発生していた白ボケを改善できるとして、まったく新しいデザインが実現できます。すでに自動車の暴露試験はクリアしているため、この高級感を活かした高級感のある自動車への展開を図ります。

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