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天塩スタジオからのお知らせ

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2017年 梅干し作り体験

いよいよ梅雨明けが待ち遠しいこの頃、 みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

天塩スタジオ-赤穂では、昨年に続いて6月中旬から末に梅干し作り体験を実施しました。

使う梅は、みなべ町の梅農家様ご自慢の南高梅です。

今年は梅の出来がやや悪い中、梅干し教室のために良い梅を選別頂きました。

さあ、梅干し作りの始まりです・・・

と、その前に天塩の包装工場で塩の勉強です。

短い時間ではありますが、天塩の製造方法、赤穂の塩作りの歴史等を学びます。

さて、スタジオに戻り、いよいよ本題の梅干し作り体験のスタートです。

まずは、梅です。

皆さんご存じの通り、南高梅は梅干しのトップブランドです。果実は非常に大きく、果肉が厚くて柔らかいのが特徴なので、梅干しには最適です。

よく熟れた梅は香りも良く、スタジオに入る前から梅の香りが漂ってきます。

最初に、竹串で梅のヘタを丁寧に取り除きます。

ヘタが取れないからと言って、梅の実を傷つけないように注意して下さいね!

 

次に、ヘタをとった梅を水で洗います。

洗った後は、キッチンペーパーで水分を丁寧に拭きます。

梅の準備が終わるといよいよ天塩の出番です!

amashiowasyoku2015

天塩のニガリ成分は、梅酢の上がりを早めることで腐敗を押さえ、果皮をやや固くすることで皮の破れなどを防ぎます。

しかも天塩で漬けることで、塩辛いだけでなく、ほんのりとした甘みのある梅干しに仕上がります。

要するに・・・

  「梅干しには天塩が一番!」ってことです。

 

さて、次は天塩の計量です。

毎日の作業では目分量でだいたい大丈夫ですが、年に1~2回ですときちんと計量することが失敗しないコツです。

 

次に梅と計量した天塩を交互に仕込んでいきます。

あとは、皆様持ち帰った後、重石を乗せて梅酢が上がってくるのを待ちます。

 

次は赤紫蘇漬け用の赤紫蘇の下ごしらえです。

今回の梅干しに使う赤紫蘇の量は約ボウル1杯分です。

作業のポイントは、あく抜きの仕方です。

天塩と赤紫蘇を混ぜて、よく揉み込みますが、あくを抜きすぎても良い色がでません。何事も「塩梅」があります。

出てきたあくの量はご覧の通り。

あく抜きした赤紫蘇に梅酢を入れて絞ると・・・

一番左が梅酢を入れて絞ったものです。

アクと比べて鮮やかな赤色になりました。

みなさん、これで赤紫蘇漬けもバッチリですね!

 

これで、教室は終わりですが、皆さんはご自宅にて、教室で習った「作り方のコツ」と、出来ましたら「土用干し」を実践頂き、ガツンとしょっぱい昔ながらの梅干しをご堪能頂きたいと思います。

 

今年のイベントは終了しましたが、来年も梅干し教室を行います。

「作ってみたい!」「教えて欲しい!」と思った方は、来年5月頃からHPのチェックをよろしく御願いします。