豆腐を固める凝固剤として知られてきた"にがり"。古くから豆腐を固める凝固剤として知られてきた"にがり"。海水から作られたにがりには、海のミネラルが凝縮されています。特に注目したいのが、その主成分であるマグネシウム。調理の際、さまざまな役割を果たして食品のおいしさを引き立てます。また、マグネシウムこそ、現代人に不足しがちなミネラル。にがり水として飲んだり、手作り豆腐を楽しむ方が増えています。
一般的に「にがり」は、海水から塩を取った後に残った液体のことを言います。広辞苑で「にがり」とは、「海水を煮詰めて精製した後に残る母液」と表現されています。また、別名「粗製海水塩化マグネシウム」ともいい、「海水から塩化ナトリウム及び塩化カリウムを析出分離して得られた塩化マグネシウムを主成分とするものをいう。」と定義されています。
赤穂化成の「天海のにがり」と「海の深層水にがり」は、クリーンな室戸海洋深層水を100%使用し、加熱濃縮を繰り返して作り出した製品です。
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にがりの主成分はマグネシウム。にがりの持つ特長とはたらきは、マグネシウムによるところが大きいと言えます。にがりを料理に使うと、さまざまなはたらきをします。
- 広く知られている通り、にがりは豆腐を作る際に、凝固剤として使われています。
- にがりというその名の通り、そのままなめてみると、苦味があります。しかしこの苦味を少量加えると、食品にコクが出てまろやかな味わいになります。このため塩分を控えめにしても、おいしく感じられます。
- マグネシウムには、微生物にはたらいて熟成を促進し、食品のうま味成分を引き出す力があります。漬け物や味噌,醤油などににがりを加えると、熟成が促され、よりおいしく仕上がります。
- ご飯をふっくらとおいしく炊き上げ、野菜の煮崩れを防ぎます。これは、マグネシウムが食品に含まれているペクチンという物質と結合するためです。ご飯や野菜の表面を包み、水分とうまみをしっかり保ちます。さらにマグネシウムには水分を引き付ける力、素材のうまみを引き出す力、灰汁(あく)を取り去る力、まさに、砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌に続く、"第6の調味料"と呼ぶにふさわしい存在と言えます。
にがりは健康維持の面でも注目を集めています。料理に利用するだけでなく、にがり水として飲む方が増えています。
マグネシウムの大切なはたらき
いま、現代人に不足しがちなミネラルとして、もっとも注目されているのが、にがりの主成分である、マグネシウムです。マグネシウムとカルシウムは密接に関係していて、マグネシウムが不足すると、血液中のカルシウムも減ってしまいます。カルシウム不足を補うためにも、十分にとっておきたいミネラルです。
・ 骨や歯の形成に必要。
・ 多くの体内酵素の正常なはたらきとエネルギー産生を助ける。
・ 血液循環を正常に保つ。
※にがり成分の効果には、個人差があります。
※このコーナーでは当社製品に含まれる「海洋ミネラル」について簡単にご説明します。ミネラルの具体的な効能および効果の表記につきましては「薬事法」、「食品衛生法」、「健康増進法」、「不当景品表示防止法」に抵触するため、詳細に解説できかねる部分もございますので予めご了承ください。より詳細な説明が必要な方は、関連する言葉をキーワードとして WEBで検索されてみてはいかがでしょうか?